日米20万人の犠牲を出した「沖縄戦」 その悲惨さをコントで伝える芸人

8月は戦争についての振り返りが多くなる月だ。8月6日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、番組MCのみのもんた氏(71)が沖縄を訪れ、「お笑い米軍基地」などのライブ活動を行う沖縄芸人・まーちゃんと語り合った。

まーちゃんは現在41歳。沖縄戦を知らない人に興味を持ってもらいたいという意図があり、ライブを行っている。みの氏は、沖縄の人と日本本土の人との間にある、戦争に対する意識差について意見。「内地にいる人が、現状の沖縄をどう見てるか? 嘉手納の、普天間の、沖縄の基地の問題を内地の問題をどう見ているか? 沖縄の人との温度差が腹立たしい」と語った。

まーちゃんは、東京でも芸人としての活動をしたことがあるが、東京で米軍や沖縄戦をネタにしても、若者は米軍基地がフェンスで囲まれてることさえ知らなかったのだという。自由に入れないことさえ知らないことにカルチャーショックを受けた。これが、現在の「お笑い米軍基地」の舞台を作るきっかけになったそうだ。

また、2004年に沖縄国際大学に米軍のヘリコプターが墜落した事故があったが、この時まーちゃんが見たニュース番組ではアテネオリンピックと読売ジャイアンツのオーナー電撃辞任が放送され、墜落事故は報道されなかったという。そこで「なんで、こんなに温度差があるんだ……」と思ったそうだ。みの氏は、戦没者の名が刻まれた祈念碑がある「摩文仁の丘」についてこう語る。

「右側は沖縄県民を中心とした日本人。左側には外国人。洋の東西を問わず全部名前を書いている。この現実をお前たちは分からないのか?と言いたくなる。名前がない場合は、誰々の三男とか書かれている。僕は世界中の人間が摩文仁の丘に立って欲しい。洋の東西を問わず、すべての人の名前を刻む。沖縄の人って優しいね。名前の多さに圧倒されるね。追い詰められて、海上からも陸上からも追い詰められた人でしょ。修学旅行あるのなら沖縄に来い、と言いたい」

東京のスタジオでは、コメンテーターとしてタレント・小島慶子氏が出演。小島氏はこう語った。

「その土地で生きていないと分からないことがあります。今、沖縄が抱えていること――日々の暮らしを送ってる人、向き合ってる人の考えること。肌感覚で生きてるから(別の場所に住む人には)届きにくい。だからこそ正論と言われるもので考えたり、イメージで捉えたりします。沖縄の方の話は、沖縄の中に人生の血脈がある人しか分からないです。離れたところから言うのは簡単。『こうあるべき』と言うのは簡単。そういう姿勢は、戦争を知らない世代こそ知るべき。今私は44歳ですが、この世代は悩んでいる人が多い。子供を持っている人が少なくない。子供達にどんな平和教育ができるか。両親でさえ知らない。教科書や映画でしか経験ない。体験なくても知りたい、どうやって教えればいいのかということで切実な思いを持っています。自分が『死んじゃう側』だと思わなくてはいけないのでしょうね……」

みの氏は、「米軍基地と言うのは70~80%は沖縄に集中しています。本土にも基地はあります。羽田を飛び立った飛行機がどういう制空権で飛ぶか? 米軍の力が首都東京の上にも及んでいるのです。憲法九条、核を持たない、作らない、持ちこまない――。米軍の中で何が起きてるのかを真剣に考えなくてはいけないですね」と締めた。


『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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