「都議会のドン」内田茂氏の印象を若手議員が激白

小池百合子新都知事が誕生してから1週間、安倍晋三首相とにこやかな会談を行うなど、都知事選の際の「小池VS自民党」という構図が和らいだ。小池氏はあくまでも「自民党都連を批判しただけ」と官邸や自民党本部と対立したわけではないことを強調した。

しかし、小池氏が就任にあたり各会派に挨拶へ行った時、自民党は2人のトップがおらずナンバー3の高橋信博総務会長が対応。しかも「たまたま、いただけ」と同氏は述べ、わずか30秒の挨拶になった。都議会の川井重勇議長(自民党)は写真撮影を拒否した。舛添要一氏就任時の盛大な歓迎とは180度異なる対応である。

その一方、小池氏の自民党除名処分をほのめかした石原伸晃都連会長ら5名が選挙の敗北を受けて辞職した。小池氏を応援した若狭勝衆議院議員の名前が自民党都連のHPから消えるなど、わだかまりもある。そんな中、安倍首相が小池氏に「一本取られましたね」とジョークで対応したり、二階俊博幹事長が「大人なんで『撃ち方やめ』で」と和解を呼びかけた。

小池氏は自民党本部とは和解ムードだが、都議会とはどうなのか。6日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に元テレビ朝日アナウンサーで、現在、自民党東京都議の川松真一朗氏が登場。都議会の雰囲気や「都議会のドン」などと名前が取り沙汰される内田茂氏などについて語った。

川松氏によると、自民党本部の安倍氏や二階氏が小池氏との融和の方向に動いている状況の中、都連の幹部会があったという。会合では多くの厳しい言葉が出たそうだ。5人が辞任したが、これからどのように人選していくのか。川松氏はこう語る。

「東京都連の中に選考委員を作り、それを中心に新しい役員を選び、新しい都連を作っていきます。今までの方向性と違うかどうかについては、そこまでは答えが出ていません。今まで色々な情報発信も含め、思いが(都民に)伝わっていなかったです。今回の補欠選挙で自民党公認候補者は勝ちましたが、小池さんが知事になりました。これを踏まえたうえで、イメージだけでなく、信頼される自民党都連を作ろうという意識が高まりました」

ここで、番組コメンテーターとして出演したタレント・小島慶子氏が、内田氏の人物像について川松氏に意見を聞いた。

「都連で一番若いのは(35歳の)私です。60人いますが、一番年上が(77歳の)内田さん。僕が見てる内田茂さんは、『歩く都政の百科事典』です。内田さんは『昭和60何年の議事録に出てるよ』とか『条例●●条に出てるよ』というのをぽろっとつぶやく。僕はこの議会のやり方すごいな、というのが見ていて本音。利権があるという噂がありますが、立ち入ったことは分からないです」

また小池氏は、都政改革本部を作り、その下に「情報公開調査チーム」と「東京五輪調査チーム」を作り、五輪予算の妥当性などを検証し、9月に中間報告を行うと明言。利権構造を明らかにしたいとの意欲を示している。小池氏が斬り込みたいと語ったいわゆる都政の「ブラックボックス」は内田氏に牛耳られているのかを川松氏は聞かれたが、「僕から見ていると、お茶を飲んでいるお爺ちゃんという感じ。誰かを怒鳴ってる姿とか見たことないし……」と否定。しかし、元参議院議員の田嶋陽子氏は「そんな単純なことじゃない。威張ってる人は目の前では威張らない」と自身の政治家経験も踏まえて苦笑した。

また、この日のコメンテーターである作家・鈴木涼美氏は日経新聞勤務時代に東京都の担当記者だったという。当時は民主党が大勝した時の選挙で、内田氏は議員ではなかった。それなのに幹事長に就任していたという特例的な状況だったようだが、鈴木氏は内田氏を見たことはないそうだ。「都議会議員の顔ってあまり知らないじゃないですか。都知事にばかり注目される。でも、影の権力者ってのは絶対いるもんだな、ってのは分かっています」と語った。

田嶋氏は「今のことを川松さんに聞くのは無理。一つ言ったら色々影響するからね」と川松氏の立場を慮ったが、「それはないですよ! ブラックボックスと批判されてきましたが、自分自身はブラックボックスの認識はないです」と川松氏は反論。

これに田嶋氏が「うふふ」と笑うと川松氏は「うふふじゃないですよ! 顔が分かるように見ていただけるようにしていきたい」と語った。結局、川松氏によると内田氏は「お茶を飲んでいるお爺ちゃん」「記憶力がいい」人物ということのようだ。



『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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