日本語ラップの過去と現在を繋ぐサイファー!「人間発電所」「証言」と鬼クラシック炸裂 『モンスターズウォー』

前回放送に引き続き、今回は「モンスターズウォー」の後編が放送。改めて「モンスターズウォー」について説明すると、「フリースタイルダンジョン」に出演中のモンスターがそれぞれリーダーとなり、これまでチャレンジャーとして番組に登場してきたMCと共にチームを結成。8小節3ターン×3本勝負というシステムの中、8小節の間は「チーム内の誰が何小節ラップしても良い」という方式でチームバトルを行っていく。

前回の放送では、

Aブロック

「チームT-PABLOW」T-PABLOW/USU a.k.a.SQUEZ/TKda黒ぶち

「チームDOTAMA」DOTAMA/掌幻/Dragon One

「チーム漢 a.k.a. GAMI」漢 a.k.a. GAMI/CIMA/SALVADOR

Bブロック

「チームCHICO CARLITO」CHICO CARLITO/D.D.S/焚巻

「チームR-指定」R-指定/KOPERU/HIDADDY

「チームサイプレス上野」サイプレス上野/崇勲/押忍マン

の予選リーグ戦が行われ、「チームDOTAMA」「チームR-指定」がそれぞれ決勝に勝ち上がり、今回の放送ではその二チームが優勝をかけて雌雄を決することとなった。


そして行われた決勝戦。BUDDHA BRAND“DON'T TEST DA MASTA”のビートで始まったラウンド1は、チームDOTAMA先攻:チームR-指定後攻で開始。2小節ごとにきっちりとマイクを回し合い、先にマイクを握ったMCの言葉から連携した内容でラップし、丁寧な構成を見せるDOTAMAチーム。これまでにチーム的な動きをしていない三人にとっては、この方式が一番スムーズに動けるのだろう。

方や「ENTER」や「梅田サイファー」などで古くから面識のある関西勢のメンバーで構成された分(そもそもR-指定とKOPERUは「コッペパン」というグループを過去に結成していたのだから、コンビネーションの良さは当然の帰結だろう)、そこで培われた関係性による連携プレーでフレキシブルなマイク回しを見せていくR-指定チームと、よく考えると対象的な試合運びを見せる両チーム。

その意味では、HIDADDYの「下手ばっかが出しゃばんな」から「HEADBANGERZとコッペパンだ」とフレーズを展開する中で、「コッペパンだ」の部分でR-指定もKOPERUも被せが出来る(これだけではなく「昇り龍」「道頓堀流」など、かなり色んな部分でメンバーが被せていた)のは、先に出た言葉から続く言葉を類推してのことだろうし、それは関係性が濃いから出来る展開だろう。一方で、DOTAMAチームは二小節毎に代わっていく中できっちりと韻を展開していき、手堅い試合運びを進めていく。かなり拮抗した試合であったが、ラウンド1はR-指定チームが奪取。

そしてラウンド2は、OZROSAURUS“AREA AREA”のビートでバトル・スタート。「やっぱ宇宙で俺は俺だけだしな(R-指定)」「錆びた方位磁石など使えねえ/錆びたお前らの頭いたくねえ?(HIDADDY)」と、原曲の引用でまずは展開するR-指定チーム。それに対して「ダンジョン万歳/ライムが犯罪(掌幻)」「掌幻のあとNo Pain No Gain(Dragon One)」など的確に韻を押していくDOTAMAチーム。

ただ、R-指定チームはちょっと息切れしたか、R-指定の「ベシャリのスペシャリスト桂米朝/こいつら三人の{コンプラ}ベーション」という流石なラインはあったが、やや単調な攻撃になってしまい、「{コンプラ}ベーション/でも僕が上げるイマジネーション」というDOTAMAの安定した切り返しなど、手堅く試合を運んでいったDOTAMAチームがクリティカル勝利。DOTAMAの男泣きでバトルは幕を閉じた。

そして太華のビートボックスにあわせて登場MCによるサイファー。ビートも“人間発電所”から“証言”と鬼クラシックに展開。HIDADDYの「4番聴きたかったな~DJ SN-Zコマゲンせえへんかな~」という言葉から、ZEEBRAによる「証言4番」そしてUZIによる「証言9」と流れ、日本語ラップの過去と現在を繋ぐサイファーの輪は広がっていった。

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