佐賀県で盗難された「狛犬」、ネットオークションでニューヨークに!

佐賀県内で盗まれた狛犬が、1万キロ離れた米国ニューヨーク州のギャラリーに出展されていたことが分かり、先日無事に故郷の佐賀に里帰りした件が話題になっている。


今回発見されたのは、素朴で愛嬌(あいきょう)のある見た目が特徴的な「肥前狛犬」で、佐賀県小城市のほこらから盗まれていたもの。


2016年4月、佐賀県内で活動する「肥前狛犬を学ぶ会」のメンバーが、ネットオークションに出品されているのを発見。佐賀県警に相談したところ、別の窃盗容疑で逮捕されていた74歳の男が盗んだことを自供したため、転売先を調べていくと、米国ニューヨークのギャラリーで1800ドル(約18万円)にて売り出されていることが判明した。盗品とは知らなかったギャラリー側は佐賀県警の求めに応じ、里帰りが実現したという。


8月3日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、「肥前狛犬を学ぶ会」のメンバーでネットオークションに肥前狛犬が出品されているのを発見し、その後警察に相談した永渕秀治さんに、FaceTime中継で話を聞いた。


永渕さんによると「これまでも各地で狛犬の盗難被害は報告されている」とのことだが、盗難された狛犬がネットオークションに出品されたというのは、恐らく今回が初めて。


「肥前狛犬」は、安土桃山時代の末期から江戸時代中期にかけ、現在の佐賀県小城市周辺で製作され、九州北部地方の神社やほこらに奉納されていたものだ。一般的な狛犬と比べると小型で、平均的な高さは40センチほど、重さは15キロ程度。


永渕さんによると、狛犬の中でも「肥前狛犬」は特に人気が高く、ここ3年ほどで5体の盗難被害の報告があるという。「サイズが小さく重量も軽いため、盗難に遭いやすい」と話してくれた。


この日のゲストで、料理研究家のベリッシモ・フランチェスコ氏は「警察はネットオークションのチェックを厳しくしてもらいたい。最近は小さいカメラも安く売っている」と、もちろん盗む方が悪いのだが、警察や所持側でも対策を講じる必要性をコメントした。



地方の神社では宮司がいないところも多く、盗もうと思えば盗めてしまう状態ではあるが、永渕さんは「買う人がいるから、盗んで骨董屋に売ってしまう」と憤りを示し、「盗む人は、どこにいけば買い手がいるのかを知っている。普通の人は売ることはできない」と解説した。


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