五輪で一番大事なものはメダル? 元オリンピック選手たちが生激論

8月6日に迫ったリオオリンピックの開幕。競技場の建設遅れや現地の治安の悪さ、そしてジカ熱など多くの不安がある中始まるが、やはり注目されるのはメダルの数だろう。各社マスコミがメダルの数を予想するなどしているが、「オリンピックは出場するだけで意味がある!」「メダルメダルと言っていると選手のプレッシャーになるから競技を楽しみたい」などの声も聞かれる。


2日に放送されたAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』では、「五輪で一番大事なのはメダルだ! 思う? 思わない?」をテーマに討論が行われた。

番組には体操指導者でソウル五輪に出場した池谷幸雄氏、スポーツコンサルタント・水泳でロサンゼルス五輪に出場した長崎宏子氏、元シンクロ日本代表で3回五輪に出場した武田美保氏らが出演し、選手の生の声を述べた。



池谷氏は「金メダル取った人と取ってない人とで雲泥の差があるんです。日本に帰ってきて飛行機を降りるとメダル取った人はメダルを掛けて外に出て、それ以外の人はそこでさようならですよ。メダル取った人はそのあとテレビ出演とかあるし。だからメダルは取ってほしい。取れなかったからどうとかではないんですけどね」と自らの経験を交えながら語った。


メダリストである武田氏も「やはりメダルは一番だと思います。選手がどれだけメダルを目指してトレーニングするかが大事だと思います」と意見を述べた。



一方、天才水泳少女として注目され、金メダル確実とされていたが膝の故障によって惜しくもメダルを逃した長崎氏は「メダリストになれない選手の方が多いわけでして、メダルも大事だとは思いますが、一番だとは思いません。オリンピック選手になったことに誇りを持って生きていってほしいです」と語った。


ここで、番組キャスターのテレビ朝日・小松靖アナが「メダルへのこだわりは他の国と違いますか?」と質問。

すると武田氏が「金メダルを取った後の国からの保障がとてもいいので日本の考えとは全然違いますよ。中国は代表になると、国からと省からとダブルで給料を貰えると聞きましたし」と答えた。


池谷氏によると「中国の体操のコーチが言っていたんですけど、『金メダルを取ると家族まで養ってもらえるという中国と違って、日本は金メダルを取ったからといって大金を貰えるわけではない。中国と比べて裕福でハングリー精神が違うのに日本が体操が強いというのは凄い』らしいです」という声を紹介した。

最後に池谷氏は次のように訴えた。「選手はもちろんメダルを目指して頑張っています。4年間の苦しみがなかなか伝わらないのが悔しいです。マスコミの方にもっとそこを伝えていってもらいたいです」

日本の選手がメダルを取ると日本中が盛り上がるが、メダルメダルといって選手にプレッシャーを与えるのもよくないのかもしれない。



番組MCの小籔千豊は「メダルは限りなく一番に近いけど、一番ではないと思っていました。『金メダルとかではないよ』と言ったら一番になった人に失礼だとは思います。なのでメダルは一番で、僅差で『参加したことに意義がある』というぼくの考えです」とまとめた。


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