【東京都知事選】民放4局、政治的中立性を排除した偏向報道?


東京都知事選には過去最多の21人が出馬したが、メディア報道では「主要3候補」を取り上げる時間が圧倒的に多かった。これについて、8月1日にAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』に出演した都知事候補だった中川暢三氏が、不満をぶちまけた。



「都知事選では、いきなり民放4局の偏向報道が始まりました。政治的中立性を排除しています。それは、告示日から急速に高まりました。常に『有力三候補』と言ったのです」(中川氏)


これに対して、番組MC・ウーマンラッシュアワーの村本大輔は「これは何をもって『有力』だとしているのですか?」と聞くと、中川氏は「組織力、知名度ぐらい。候補者の人物に光を当てていないです」と言った。



コメンテーターを務めた堀潤氏は「いつの間にか『主要3候補』がまかり通るのかと思いました。21人いて、18人の方々は必ずしも当選有力ではないですが……」と言うと、中川氏も「18人の方が特色ある政策あるのに報道されなかった」と指摘した。


堀氏はNHK出身で現在もさまざまな番組で司会を務める他、自身のメディアを運営しているだけに内部事情には詳しい。


「メディアの方で主要候補以外は『泡沫(ほうまつ)』という分け方をされてしまう。主要候補はテレビ・新聞に出ます。泡沫というレッテルを貼られると、主要メディアに出られないです。ネットをベースとした討論会にも呼ばれない。今回は、ネットのマスメディア化もあったと思います。物理的な時間の制約はありつつも、バランスは悪かったですね」(堀氏)


中川氏は番組内で「テレビの報道については有力3候補が97%の時間を占め、報道時間については30倍~40倍の差があった」と述べた。これについて番組キャスターを務めるテレビ朝日の小松靖アナは「政見放送は平等です」と補足した。




村本が「とても良い政策を謳うも、無名の候補者が知事になるのはどうすればいいのか」を評論家・古谷経衡氏に聞くと、これに対して古谷氏は「出馬した段階で無名ってところから政治的疑問符がつく。政治的実績があれば無名ではないでしょうね。フラットではないですよ。仕方がない」と都知事として有力候補、主要候補になるためにはそもそもの知名度や実績が重要だと説明した。



小松アナは放送の倫理規定として、テレビ朝日では「泡沫候補」という単語を使わないようにしていると説明し、「候補者は全員出すようにし、公平公正を期している」という。「そのうえで、お叱りは受けます。今回不公正な報道をしているとは思っていません」とテレビ朝日の報道姿勢を解説した。


一方、直前になって出馬を取りやめた弁護士の宇都宮健児氏は過去に2回都知事選に出馬した経験を踏まえてこう語る。



「私も立候補する人は対等・平等だと考えています。私も2回出馬した経験がありますが、前回、某候補が出ないということで、16回討論会がキャンセルになりました。他の候補が出ないのであれば、立候補してる人を出せばいいのに……。どうもその候補が出ないと視聴率が取れないってことでしょう。視聴率が重要かもしれないですが、選挙で知事や議員を選ぶのは、世界的な問題なので民放にも社会的、公共的責任があると思います。視聴率ではなく、一定の基準を設けて多くの候補者の意見を作って欲しいですね」(宇都宮氏)


また、中川氏は改めて「政策を報道してもらえないのは候補者には不利益。有権者の知る権利でも、公平な報道を心がけてほしい」とさらに訴えた。


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