東京都知事選挙、小池百合子氏が圧勝 年代別でも一番多い票を獲得

舛添前知事の辞職に伴う東京都知事選挙は31日に投票が行われ、無所属で元防衛大臣の小池百合子氏が、290万票あまりを獲得し当選を果たした。東京都知事としては初めて女性が就任することになる。

31日に投票が行われた選挙では過去最多となる21人が立候補。小池百合子氏は291万2628票を獲得した。自民・公明などの推薦を受けた増田寛也氏の179万3453票や、野党統一候補の鳥越俊太郎氏の134万6103票に大きく差をつけ、蓋を開けてみれば圧勝。増田氏は自民支持層からかなり小池氏に票が行ったことと、無所属の小池氏とは対照的に無党派層を取り込みづらい状況にあったことが敗因につながったようだ。

鳥越氏は告示直前、支持層が重なる元日弁連会長の宇都宮健児氏が出馬を取りやめ、候補一本化が実現したが、及ばなかった。宇都宮氏は出馬しなかった最終的な理由として「政党関係者を除いて純粋に無党派の人たちだけでゲリラ戦でもやろうかと思った」と述べた。


年代別の投票先を見てみても小池氏がどの年代でも一番多い票を獲得しているのがわかる。

また今回の投票率は59.73%と、前回の都知事選の投票率46.14%を上回る結果となった。舛添前知事の辞職を受け行われた今回の都知事選であったが、いち早く出馬を表明したのが小池氏だった。自民党が増田氏の支援を決める中、小池氏は東京都連に出していた推薦願を取り下げて立候補したため事実上の分裂選挙の様相を呈した。無所属での戦いを強いられることになったが、小池氏はそれを逆手に取り「たった一人の戦い」を強調して支持を広げたのだ。

小池氏圧勝という結果に対して、宇都宮氏は「鳥越さんが野党の統一候補として勝ってもらいたく降りたのにこういった結果になってしまったのは残念だ」と述べた。

結果として特定の支持政党を持たない無党派層などから幅広く支持を集めた。それに加え有権者にもわかりやすい戦略で優位に選挙戦を進めていった。東京都民が新都知事として選んだのは“逆境を逆手に取った戦略家”だったのである。いよいよ2日から小池氏による東京都のトップとしての舵取りが始まろうとしている。

小池氏は、オリンピック・パラリンピックのみならず様々な観点から国民・都民のお金がきちんと使われているのかについて検証することを一番重要視していると述べた。また、予算がふくらんだ東京オリンピック・パラリンピックや待機児童問題への対策などはもちろんの事、混乱した都政の立て直しが求められる。2代続いて政治と金の問題を巡って知事が辞職しているだけにその手腕に注目が集まっている。

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