青年海外協力隊がアジアのノーベル賞を受賞 参加者「光栄に思う」


これまでに世界88カ国、延べ4万1604人を派遣してきたJICA(国際協力機構)の青年海外協力隊が、「アジアのノーベル賞」とも言われる「マグサイサイ賞」を受賞した。マザー・テレサやダライ・ラマ14世が受賞したほか、日本人では、これまでに映画監督の黒澤明氏、農学者の那須皓氏、元JICA理事長の緒方貞子氏、画家の平山郁夫氏らが受賞している。同省は、フィリピンの元大統領・ラモン・マグサイサイ氏の功績を称えた賞だ。同氏は、汚職をなくそうとするなどクリーンなイメージで知られていたが、飛行機事故で亡くなり、多くの人から惜しまれた人物である。



今回青年海外協力隊が受賞した理由は「平和と国際的結束の真の礎を築いた」というものだ。28日に放送されたAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』では、JICAの事情に詳しい明治学院大学国際平和研究所客員所員・勝俣誠氏が登場。賞の意義について語った。

「この賞は要するに、人類的な意味ですね。人間の価値というか、弱者に対してコミットメントした人々に与えられる賞です。恐らく黒澤さんという映画監督も、庶民の目で人間を描き、その作品を世界中の人が観た。草の根の視点があるのではと思いました」



そして、現在インドネシアの現地小学校で算数と音楽をこの2年間ほど教えている青年海外協力隊の鈴木結依氏がSkype中継で登場。受賞については「ニュースで見て、大きな賞をいただき驚いたのと、これまでの先輩を含め、多くの協力隊員が地道に活動してきたことが評価されたので光栄に思います。この仕事に従事していて一番うれしい瞬間は、子供達ができなかったことが少しでもできるようになって、楽しそうに学ぶ姿を見ることです」と語った。

インドネシアの子供達はとても友好的で、鈴木氏のことをよく受け入れてくれるそうだ。日本のものではアニメや初音ミクとかに興味あるという。また、鈴木氏は「インドネシアの人も、JICAというプロジェクトが、日本の皆さんの税金で行われていることを分かっています。遠い国から一人で来て、私達の学校のために色々やってくれてうれしい、と思われていますね」とも語った。


この日コメンテーターとして出演していたタレントの内山信二は「うれしいです。けどもっと前にもらっているとも思っていました。同じ日本人としてすごく鼻が高い」と語り、フィフィは「バングラデシュでは、その国の人に貢献している人が亡くなりました。あれでこうした活動が滞ると思われたかもしれませんが、こうした賞を取って、『こういうところで私達も活躍したい』と次の若い人が続くのじゃないかなと思うと、すごく意義のある賞を取ったと思う」と絶賛した。



そして、勝俣氏は「青年海外協力隊について、鈴木さんが税金についておっしゃいましたが、NGO活動と青年海外協力隊は違います。広い意味でのODA、つまり税金を使っていて、市民の寄付によってまかなっていないんです。だから、自分の好きなことを完全にできるわけではない。だからこそ真剣さが要求されます」と語った。


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