開会迫るリオ五輪 景気は最悪、テロへの不安など課題が山積み

オリンピック開催を控えたリオデジャネイロでは24日に選手村がオープンした。宿泊施設には各国の国旗が掲げられ、選手を迎える。一方で、オーストラリアの選手が選手村に入ろうとした際に部屋の中の配線が剥き出しになっていたり、トイレが詰まって水が流れないなどの問題点も次々と浮上している。これに対しブラジル政府は24時間3交代で工事できる体制を整え、早期の修繕に努めるという。

オリンピック開催が迫るブラジルだが、景気は最悪だ。第一生命経済研究所主席エコノミスト 西濱 徹氏によると「いまのブラジルは100年ぶりの不景気」だという。

現地で日本料理店を経営する小原功氏は「現地に53年いるがこんな不景気な時は初めてだ。庶民は明日の生活にも困っており、とてもオリンピックどころじゃない」オリンピックに充てる予算が限られている中で、いかに効率的に予算を使えるのか。政府はきちんと機能できるかどうかが問われている。

さらに、テロ対策についても不安が残る。ブラジルはテロの標的になったことがなく、テロ対策の経験が浅い。ヨーロッパや中東で頻発するテロに対して、どのような対策を取るのか。リオで取材を行っている時事通信サンパウロ特派員の辻修平記者は「初めての経験にどこまで対応できるかが焦点になるだろう」と語る。

2014年ワールドカップの時もギリギリまで心配されたが最後は成功させた。選手村の問題や治安、経済不振など開会を目前にしていまだ混乱している現地だが、果たしてワールドカップの時のように成功に終わるだろうか。ブラジルは一丸となり、足並みをそろえてオリンピックを迎えることを求められている。

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