ドイツでテロ事件が相次ぐ 現地記者が解説「なぜ集中したのか?」

これまでイスラム国(IS)の影響を受けたと思われる人物によるテロ事件が欧州各地で発生したが、ドイツで4件のテロ事件が発生。ドイツはシリア移民の受け入れに寛容な国だっただけに衝撃が走っている。そこで、ドイツの現状を伝えるべく、ドイツのディー・ツァイト紙の記者・バスティアン・ブラウンス氏が『AbemaPrime』(AbemaTV)に出演した。この時期にドイツ南部に集中した理由についてはこう語った。

「ドイツ南部でたくさんの事件が起きる傾向がありますね。悲しいことですが、偶然だと思います。影響されて、真似をするようなことはあるかもしれませんが、それは偶然だと思っています。南部の政治、政党の情勢が大きい要素ではないと考えています。メルケル首相は悲しい出来事であると述べ、犠牲者への哀悼の意を示しています。しかし、背景は明らかになっていないので、発言は控え目です。警察の捜査が終わってから、政治の議論が進むと思われます」

そして、こうしたテロが発生した現地の体感的な治安については不安が増加していると語った。


「現在増加しております。私も不安に思っています。世界中でテロが起こっている中、ドイツでは大きな事件は起こっていなかったのですが、ついに起こってしまった。ミュンヘンの犯人は、18歳のドイツで生まれた人だったので、非常にショックが大きいです」

この日は、EU情勢に詳しい東京大学大学院総合文化研究科の森井裕一教授も番組に出演したが、移民が自暴自棄になってテロリストになった可能性については否定的な見解を示した。

「その可能性はなくはないですが、ドイツは難民の統合に長い経験を持っています。治安対策をし、事件の背景を明らかにしていくでしょう」


また、米共和党のドナルド・トランプ氏が大統領候補になるなど、世界中で保守的で移民反対を訴えるような人物がリーダーになっていく可能性について森井氏は「そうならないように願っていますが、(各国の)次の選挙で大きく勝つことはないというのが私の見方」と語った。


こうした意見を受け、番組MCの村本大輔(ウーマンラッシュアワー)は「移民を受け入れないという考えがずれています。犯罪を犯す人がマネしてやっている。日本人の人も真似してやる人もいるかもしれない。こういうことをやったら色々な人が死ぬ。その手法が広がっている」と懸念を示すと、コメンテーターを務める堀潤氏は「地下鉄サリン事件みたいなテロを日本人は経験しているので、(テロを犯すのは)移民の問題だけではないというべき」と、一方的に「テロ=移民が犯すもの」と考えるべきではないと訴えた。

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