トルコクーデター、国内世論は二分 現地の声「もはやテロ」「政権反対デモは続いている」

トルコで15日に起きたクーデター未遂。トルコ国民でも、世論が二分されている状況だ。20日に放送されたAbemaTV『AbemaPrime』では、それを示すかのような声を聞くことができた。

同番組はこの日、トルコでのクーデターについて特集。在日トルコ人のハサン・ヌリさんとのSkype中継では、ヌリさんは「暴力に訴えかけて、というのは許すことができない」と語気を強め、「今回は、軍の一部が企てた“テロ”だが、今後もどこにこういった連中がいるのか検討がつかないため、憂慮している」と、今後のトルコ情勢に不安を感じる発言とともに、もはやこれはクーデターではなく「テロリズム」であるとした。



「元々30年、40年と長い期間をかけて計画していことだが、その計画が何者かによって漏れた。そのため、賛同者である政府関係者が、クビになり計画のやり直しになることもあり、早めざるを得なかった。トルコはこれを機に、本来の民主主義に則って立て直すいい時期だ」(ヌリさん)



続けてSkype中継で登場した、イスタンブール在住のトルコ人は「ずっと怖くて家にいる人も多い。公務員などの停職処分などもあり、社会が安定した状態とは言えない。情報が錯綜していて、不安の中ですごしていることは否めない。F16戦闘機が上空を飛んでいる。緊迫した状態ではなく、銃声も聞こえないが、政権に反対するデモなどは続いている」と現在の状況を説明。


先ほどのヌリさんの中継に関しては「民主主義にのっとってという意見があったが、民主主義が(そもそも)守られているかに関しては懐疑的だ」とコメントし、「今はまさに国論が二分された状態。民主主義に近づいているとは言い切れない」とした。



中東情勢に詳しい放送大学教授の高橋和夫氏は、これらの声に「トルコの世論が二分されているのがよくわかる」とし、今後のトルコについては「恐らく今以上に、強い政権になっていくだろう。トルコの大統領は名誉職であったが、今後は変わっていく。オバマ大統領というよりは、プーチン大統領に近づいていく」と、今度のエルドアン政権について分析した。


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