小籔千豊、番組スタッフの作為的なVTRに吠える「今の映像はなんや!」


「家には必ずたこ焼き器」があるや「飴玉のことを『飴ちゃん』と呼ぶ」など、何かと逸話の多い大阪。19日に放送されたAbemaTVの報道番組『Abema Prime』内のコーナー「喧嘩上等!激論バトルスタジアム!!」では、「関西人はイバリすぎ?」について議論を行った。コーナー冒頭では、「粉もんが好き」「値切るのは当たり前」「なぜか東京をライバル視」「エスカレーターは左を空けて右に立つ」などといった「大阪あるある」が紹介された。

その後、東京都内の街の声を聞くと「人づきあいが上手」「一人でテンション高い。正直いらっとする」「ラテン系」「色々面倒くさい。私、お笑い芸人じゃないんで(そのノリについていけない)」「関西弁が自然に出るので地元愛が強いですね」「ノリツッコミが強いのでうるさい」「コミュニケーション能力は強いな」「最初は怖いと思った」「空気は読めない。うっとうしい感じはする。自己主張は強いかなと思う」といった全般的に異空間から来た人のようなイメージを関西人は抱かれていた。



これに対し、番組MCで、同コーナーで「裁判官」を務める大阪出身の小籔千豊は、「今のV(映像)はなんや!」と声を荒げ、「関西人は東京に敵対心、みたいにV作ってるやつは東京のやつやろ。歪曲や、この話なしや! 解散!」とまさかの裁判終了宣言。しかしドランクドラゴン・鈴木拓(埼玉出身)が「もうすでに威張ってますよ……」とツッコミを入れると、テレビ朝日の小松靖アナ(北海道出身)が「あくまで中立の立場で進行したいと思います」と淡々と場を進めると宣言した。



番組では、賛成・反対の立場を取り、それで意見をすることになっていたが、本来中立であるはずの裁判官・小籔のボルテージがすでに上がっており、「大阪人2人いたら漫才――そんなことない!」と再び声を荒げる。「賛成(イバリ過ぎ)」と「反対(イバッてない)」の両方のスタンスを取っていた鈴木は、「威張っているというよりは自己主張が強いです。こうやっていってるけど、小籔さんは普段は後輩のオレにも威張らない。スタジオにいるから威張っているだけですよ」と擁護した。



▪︎ドランクドラゴン鈴木拓 vs 亀田興毅

小籔から「威張るってどういうこと?」と聞かれると鈴木は隣に座る元プロボクサー・亀田興毅(18歳まで大阪、以後東京)を見ながら、「自己主張ってこと。ちょっと、その……(大阪人はそれが)多いかなと思う」と言った。


亀田は「どこが威張る? オレ、何言われとるの?」と言うと鈴木は「ここで攻めてくるのは大阪の人が多い……」と逃げ腰に。亀田は「聞いてるだけやん」と言うと鈴木は「これをやれとか、あれをやれとか言われることが多い」と返答。亀田はさらに「それって威張ってるってこと?」と追及すると鈴木は気弱に「まぁ威張ってないんですかね」とますます窮地に追い込まれていく。



オジンオズボーンの高松新一(千葉出身)は、「両方分かる。威張ってるというのは、多分ですが、自己主張が強いからです。関東の人間からすると威張っているように見える。深夜バイトをしていると、イキった大学生とかが店に入ってくるんですよ。東京に出てきてからイキってる大学生の関西弁。その場を支配してるかのようなイキる感じが威張っているように感じられるんです」と関西弁が「威張る」ことに繋がっているのではとの仮説を立てた。


この言葉については以下のような議論になった。

亀田:関西弁だからそう思うのですか?

高松:なめられたくないという感覚……。関西人おもろいやろ、みたいな。そういうのを見ると、こいつらイキってるな、と思うんです。

犬山紙子(宮城出身):東京弁の「パリピ」みたいな喋り方とどっちが支配してますか?

高松:関西弁の方が目立っていますね。

小籔:他の地域の言葉は、「うぇ~」とかいってもどこの言葉か分からん。東京なのか群馬なのか北海道か分からん。大阪弁は「大阪だよ」って話になる。ほんまに大阪って調べてんのか? バカたれ!

我が家・杉山裕之(埼玉出身):大阪のツッコミを使いたくなりますよね。「なんでやねん」みたいなものに対しては憧れがあります。関西の人の言葉は特徴がある。コンビニでもイキってるんだな、と勘違いしちゃう。だから威張ってるとは思わないですよ。


こうした言葉についても小籔は関西人(特に大阪人)に対する偏見があると考えており、「関西弁を東京でも変えないのを怒られるんですわ。じゃあ、インドネシア行って、ジャワ語とかマレー語とか喋んの? タガログ語喋れる?」と意見。つまり、関西弁は生まれもって習得した言語であり、それを別の地域に行ってすぐに変えられるものではないという指摘だ。



▪︎関西人は一歩踏み込んで関係を作ろうとする

しかし、東京に来ている関西以外の出身者はそれなりに地元の言葉を封印しているような印象があるのになぜ大阪人に限って特に言葉が変わらないのかといった議論にも発展した。これに対しては、慶應義塾大学特任講師の若新雄純氏(福井出身)が亀田から「説明がうまい!」とホメられる解説を行った。


「スタイルやあり方の問題でしょう。僕らは吉本新喜劇を見て育っています。威張ってるというよりは、人とかかわる時に人と激しく衝突し、関西人は威張っているように見せて、人と別れて家に帰った後に凹んでいるような気がします。相手を打ち負かそうという感じではなく、一歩踏み込んで関係を作ろうという文化な気がします。相手の言葉をゆっくり聞いて、みたいな感じとも言えましょう」


こうした「大阪弁」をめぐる状況について女性も相次いで意見した。元NMB48の山田菜々(大阪出身)は「私は方言が好きです。大阪人が大阪弁使って威張ってると言われたらショックです……」と語り、犬山は「大阪弁の女の人って人気ないでしょ? 京都だったら、人気ある。あとは、広島弁や熊本弁の女の人も人気あるのに、『大阪はきついわ……』みたいな風潮がありますよね」と語った。


平成ノブシコブシ・徳井健太(千葉出身)も同意し、コラムニスト・イラストレーターの千秋育子氏(大阪出身)の喋り方については「千秋さんとかきついなと思った」と語った。それに対し、若新氏は、関西人はその地域でしか分からない独特の言葉を使うという「仲間意識」があるのではと指摘。これには千秋氏が異論を唱えた。

「関西の人は仲間意識で使っているのではなく、全国の人が使っていると思ってる。その『仲間意識』って関西以外では言わないですよね」


ここで、小籔が「判決」を下した。

「ぶっちゃけ『人それぞれ』とはいうものの、こういう議論が行われるのに関西人の責任はある。我々のような先人が嫌われないような行いをし、大阪から他都道府県に行く人のために、謙虚に生きようと思いますので、『エラそうでいる』ということにします」

このようにして「関西人はイバってる」という結論になった。


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