アイリスが日本の居酒屋で取材を敢行 「とりあえずビール」は昭和の名残か


18日にオンエアされたAbemaTV『AbemaPrime』で、月曜特集『アイリスinなんだー?ランド日本』と題された新コーナーがスタート。同コーナーは、マレーシア出身の歌手・Iris(アイリス)が日本に来て不思議に思ったことを調べて解明していくという趣旨のもと展開される。第1弾は、日本人が当たり前だと思っている「とりあえずビール」の謎に迫った。



■「なんで日本はとりあえずビール?」

アイリスが向かったのは、1897年創業の東京・山城屋酒場。早い時間から飲む人で大賑わいの大衆酒場だ。店内をウォッチングすると「とりあえずビール」「まず瓶ビール」などの声が飛び交っている。そこで、アイリスも割烹着を着てお店のお手伝いをしながら、調査を開始した。


--どうして一杯目はビールなんですか?

「おいしいから」

「1杯目といえばビールと決まっている」

「それはもう…そうなっている」

直球の質問をぶつけるも、「そういうもの」という回答しか得られず、「どうして? どうして?」と謎は深まるばかり。「納得出来ない!」と質問を繰り返しても、

「しゅわしゅわとしていて…」

「すっきりしたいから。どんどん飲めるように」

「のどごしがいいでしょ」

「体が潤うから」

など、”これぞ”という答は得られない。


ただ、飲んでいる人たちが無意識に答えた「潤うから」という表現に、ヒントがあった。実は“とりあえずビール”の文化が広まったのは、昭和30年代から40年代と言われている。その要因は2つあるとされていて、1つが電気冷蔵庫の普及、もう1つが高度経済成長。冷たいビールがどこでも飲めるようになったことで、仕事終わりにキンキンに冷えたビールを飲むことが当時の働く人たちの楽しみとなり、その習慣が根付いているのではないか――。


その他、“とりあえずビール”には、炭酸は食欲を刺激するという一面や、日本酒やワインなどと違い、ビールは(種類を)選ばくていいためすぐに注文できるという利点も。


また、番組では、Twitterで独自にアンケート。その結果はやはりビール派が多く、半数近くが1杯目はビールという答だった。

【一杯目は何を飲みますか?】

ビール   48%

チューハイ 22%

ハイボール 12%

その他   18%

Twitterアンケート/AbemaTV調べ



博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏は、若い世代の間では、“とりあえずビール”がなくなっていることを指摘。先日体験した飲み会でのエピソードとして、若者に“誰もが(最初は)ビール”という時代ではないと言われ、また後日その若者のInstagramをみてみると、オクトーバーフェストに行き、「ビールなう」と書きこんでいたことを発見。「飲めなかったんじゃなかったんかい!」とツッコミを入れたくなったというが、これも“飲みたい時に、飲みたいものを飲む”若者らしい姿といえるだろう。


なお、ゲスト出演した女優の宮崎香蓮は、最初に頼むのは「お茶」だという。お酒が飲めないというのがその理由だが、なんとなくお茶を頼みにくいという胸中を吐露すると、月曜番組MCの村本大輔(ウーマンラッシュアワー)も「最初はウーロン茶を飲みたかったりするのに、ほかのものを頼むのを許さない空気がある」と、“とりあえずビール”派の同調圧力のような雰囲気にブーイング。飲みたいものを飲めばよいという意見に賛同の立場を示した。


ちなみにアイリスによれば、マレーシアは多民族国家であり、アルコールNGの宗教の教徒もいるため、飲み物は基本的に自分が飲みたいものを頼むとのことだ。



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