【AV出演強要・脅迫・洗脳】人気AV女優が元所属事務所を告訴

週刊文春で元所属事務所による「脅迫・洗脳」「出演強要」を実名告発したAV女優の香西咲(30)が同事務所を刑事・民事訴訟することを決めた。なぜこのような決断をしたのか。香西は17日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)に出演し、その事情を語った。

今年6月に大手AV制作元会社らが「出演強要」等で逮捕されたほか、今年春には人権団体がこの件について実態調査報告を出す一方、業界関係者からは「ごく一部の事例でしかない」や「私の周りでは強要なんて聞いたことがない」といった反論も出ていた。この問題について関心が高まっている現在だからこそ、実名告発をしたそうだ。

香西は2010年にレースクイーンなどの仕事を行っていた。その頃、元事務所からスカウトされ、イメージDVD3本セット制作・販売の契約をしたが、その時の約束は肌の露出は背中が見える程度というものだったという。それなのに結果はAV出演だった。

「絶望感と思考停止状態の中、3年間で30本あまりのAVに出演しました。性接待も強要された。被害者を少しでも減らしたい」――こう語る香西に対して行われたという8ヶ月に及ぶ「洗脳」とは一体何だったのか。

「私は夢である雑貨店オープンさせるためにはAV出演しかないと思うようになっていった」(香西)

番組MCのみのもんた氏(71)が、この話を聞いたうえで訴訟に踏み込んだきっかけを聞くと香西はこう答えた。

◆果たして「洗脳」の中身とは何か?

「私の場合は、元々有名なグラドルの方々が所属する芸能事務所の名刺を出されました。そこのエントリーシートを書いて、後日『落ちたよ』と言われました。すると、『その会社だけが強いわけではない』と紹介されたのが、蓋を開けたら今回告訴したAV事務所でした。芸能事務所に所属したつもりだったのですが、AV事務所所属扱いだったのに気付いたのは出演から1年以上先の話です。

デビューした時に契約書も結んでいないし、日付を遡ってAVの事務所の契約書を書かされたので不本意だと思いました。その間、脅迫、脅されるという形ではなく、8ヶ月にわたる洗脳行為をされました。近くのオフィスに毎週1回行き、2時間社長と1対1で話をし『夢を詰めていこう!』と言うのです。『オレだったらストーリー仕立てのイメージビデオを3本作り、起爆剤にする。芸能人兼女社長として売り出そう!』というストーリーでした。結局3年間所属し、ずっとAVの仕事ばかりでした」

みの氏は、いわゆる「本番行為」までするのか、AV撮影の現場に興味深々の様子。

「普通の子だと拒否できないです。周りにスタッフが20人ぐらいいます。撮影も急がされている状況で、拒否したら申し訳ないなと思う」(香西)

これに対し、作家でかつてAVに出演した経験のある番組コメンテーター・鈴木涼美氏が香西の補足をする。

「AV業界って、NOって言わない、はっきり言わない優しい子が割と多いんですよ。皆早く帰りたいだろうから、と気遣う。スタッフも『やります』といったら言質を取ったみたいな感じ。撮影前日に事務所に泊めて逃げられないようにする。どこまでが『管理』か、どこまでが『洗脳』かはハッキリ線引きはできません。

私はレースクイーンとかやってないし、美人でもないので、すごい長い時間をかけて説得はされませんでした。スカウトの時はグラビアとか言われたけど、その後AV事務所だと分かって面接に行きました」

また、みの氏は性接待の有無についても興味津々。

「性接待というか、たとえば、AV女優で、風俗の子を兼任している人が多いです。それで、普通の風俗よりはお金がいいような形の、個人でやっているデリヘルを紹介されます。愛人紹介機関を紹介されることはありました」(鈴木氏)

香西は「洗脳」の期間中、家族や友達とは遮断されたそうだ。事務所からは「自分の夢を反対する者は悪だ」と言われ、しかも引っ越しもさせられた。そして、「オレ達はキミの家族だ、味方だ」と言ってきたのだという。こんな思いをし、その事務所を辞めた今でもAV女優を続けている理由は、独立してみて、まったく別の環境で良い仕事ができることに気付いたから。これに対して再び鈴木氏が補足するとともにエールを送った。

◆鈴木涼美氏「私のデビューはVHS時代」

「彼女、すごく人気があります。ちゃんとした人間もAV業界はいるので、(そういった人々の後押しで)その後のキャリアに繋がるようなこともあります。(元事務所を)法的に罰することに壁はあるかもしれないですが、今現役のAV女優で声をあげるのは大変なこと。業界に恨まれるかもしれない。でも、声を出すと悪いヤツをつるし上げることはできる。周りのメーカーも離れていくかもしれない。法的なものにつながらなくても応援したいと思います」

香西は今、初めてメーカーやスタッフとまともに喋れるようになったという。今後の明確なビジョンについては明言しなかったが、現在の仕事の契約はまだ残っている。だが、その後については同社会長が「彼女の望ようにしてあげなさい」と言っているそうだ。

すると、みの氏は「こうして話を聞くと一度見たくなるねぇ」と鈴木氏と香西に言う。これに鈴木氏は「私が10年前に出たのも300円ぐらいで見られます。オムニバス盤とかに出るとかしているので、未だに現役だと思われる。でも、私デビューはVHSですから!」と語った。

鈴木氏は香西に「これから何でもやっていけると思いますよ」と言うと香西は「皆さんに聞いてもらえてよかった」と心底ホッとした様子。すると、みの氏が「一度見たい。あと、僕も出れるの?」と聞くと香西は「ぜひ、お待ちしています」と受け入れ姿勢を見せた。

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