トルコでクーデターが起きた事情 専門家が内戦化の危険性も指摘

トルコで発生したクーデターは、政府転覆を謀った軍側が鎮圧され終了したが、今回の背景には何があったのか。17日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、イスタンブールに滞在中のテレビ朝日・阿部建士記者と中継が繋がり、現地のリポートがされた。

阿部記者によると、現地は落ち着きを見せ、町はクーデター発生から半日ほどで驚くほど静かになったという。軍部の中のクーデターといっても、早く鎮圧されたことから『軍の一部』によるクーデターだった。軍のトップはクーデターに反対していたという。

政府によると、クーデターには、「ギュレン派」という政府と敵対している勢力が背後にいるだろうと名指しした。しかし、クーデターを起こした「平和評議会」の首謀者の姿は分からないようだ。エルドアン大統領の独裁傾向が強まって、ギュレン派を押さえようとしているというのが理由かもしれないと説明した。

ここで、軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏が登場。現状をこう分析した。

「クーデターをしたグループは世俗派だと言ってますが、政府は背後にイスラムグループがいると説明しています。独裁色の強いエルドアン大統領も元々はイスラム系でした。軍部は元々世俗派ですが、3年前に仲たがいがあり、両派が分かれました。軍の中枢と政権は仲が悪いわけではない」

番組MCのみのもんた氏(71)が「テロってこれからますます増える?」と聞くと、黒井氏は、今回のトルコのクーデターは別の流れだと説明。あくまでも国内問題であり、イスラム過激派等との関係は否定。

だが、トルコという国が世界でも影響力の高い国の一つであるだけに、難民問題に大きな影響を与えるほか、内戦などが各地で勃発する状態になる危険性も指摘。

とりあえず、トルコ国内が「平穏に戻ったのであれば、とりあえずは良かったのかなぁということ」と述べた。今回市民も犠牲になってはいるが、軍と反乱軍の戦闘による死者が圧倒的に多かった。内戦というよりは、権力闘争の側面があったようだ。


『みのもんたのよるバズ!』はAbemaTVにて毎週土曜日20:00~21:50にて放送中

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