【日本の人口問題】福岡に移る女性が増加、男性は不足 理由は「上手なイメージ作り」

日本の少子高齢化が指摘されているが、果たして人口を増やす策はあるのか。14日に放送されたAbemaTVの報道番組『AbemaPrime』で、少子化問題等に詳しいニッセイ基礎研究所の天野馨南子氏が出演し、解説を行った。天野氏の分析にはスタジオ中が「オーッ」と沸く場面もあった。天野氏はこう語った。



「未婚化が進んでいます。50歳までに1度も結婚経験ない生涯未婚者は男性で2割です。女性は年齢が出産にダイレクトに効いてくるので、1割ですね。日本というのは婚外子比率が2%程度なので、結婚というプロセスを経ないと子どもが生まれないです。未婚化で少子化。最も高い沖縄であっても合計特殊出生率が1.8という状況になっています。人口置換水準といいますが、今の人口構造を保つのが2.07です。今は1.4台なので、ここには程遠い状況です」


ここで、番組MCの女子大生社長・椎木里佳氏が「『少子化になって困ることあるの?』ということを言う若者もいます。人数減って何が悪い? 電車とかすいていいじゃない、という声もあります」と質問。

これには、人口動態に詳しい国際医療福祉大学の高橋泰教授が「介護保険が始まった時、1ヶ月2500円でしたが、今は5000円超えていますよね。里佳さんの世代だと1万円取られますよ、って話です。そうなると、化粧品の水準を落としたりすることになるわけです。支える人が少ないと取られる額が増え、大変になっていくのです」と若い世代の減少がもたらす問題を語った。


しかし、解決策があるという。天野氏が語る。

「女性の未婚率と持ち家率って相関性があります。持ち家率が高いところでは結婚する。東京って、持ち家率が4割切るので少ないのですね。狭いところでは子供を何人か産もうという気持ちになりません。66平方メートルの部屋は東京では平均18万円。群馬だと8万円。こういった状況が『お金がない』という感覚を引き上げてしまいます。現在言われている様々な問題は、東京が前提になっているのです。子育て支援と人口集中は関係があり、東京から外へ移れば色々と解決します。この『つらい東京』を前提に『日本つらい』と思っているのが現状です。地方の待機児童問題についてですが、弘前市の人と喋っていたのですが、待機児童問題はないと言っていました」



また、高橋氏も「東京は刺激的でいいですが、リタイヤした方は別。東京の外に出た方が、ゆっくりできるし、同じお金でも色々買えます。Iターン、Uターン推進を国を挙げて取りくまなくては、という方針になっています」と脱・東京が人口増加のための策であると述べた。


そして、天野氏の以下の解説にスタジオは盛り上がった。

「福岡市は頑張っていて、女性流入が高い珍しい都市です。20~70代の人が純増中です。イメージ作りが上手なんですよね。『東京に行きたいよね…』という感覚を捨てさせることが大事かな、と思っています。男性は仕事があるところに集まるものです。女性は行きたいところに集まる。

名古屋は大都市なのに、女性が集まらない。女性は華やかな、素敵な雰囲気のところが好きで、積極的に移っていきます。その一方、福岡は男性が足りていません。男性は女性の言うことを聞くもので、マーケットの8割の決定権を握っているのは女性と言われます。ですから福岡に女性が来て、そこで仕事が産まれれば仕事をできる場所を選ぶ男性もついてきて、そこで男性が増えてくるのです」


少子化脱却の秘策は女性の脱・東京にあり、という指摘だ。


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