自民党ホームページに記載された文言が物議 既に削除

 先日、自民党のホームページに記載されたある文言が物議を醸している。現在、既に削除されているその文言は、学校という教育現場における政治教育の中立性に関するものである。


 そこには、「教育現場の中には『教育の政治的中立はありえない』と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実」と記載されており、学校の先生の政治発言を学校教育の場として相応しくない・偏った意見だとして実態調査に協力を求めていた。


 また、自民党文部科学部会長の木原稔衆議院議員(46)は自身のTwitterに、自民党ホームページへのリンクを貼るとともに、「教育現場に中立性を逸脱した先生がいる。18歳の高校生が特定のイデオロギーに染まった結論に導かれる事を危惧している。そこで、学校教育における政治的中立性についての実態調査をお願いしたい」と投稿し、議論の的となっている。これに対し、自民党は「担当者が不在」とコメントするのみで経緯など具体的なコメントは残さなかった。また自民党幹事長を務める谷垣禎一衆議院議員(71)は、「直接の指示はない。ただあまりにもバランスが悪い場合には」と言葉を濁した。


 今回のこの件に関して、ジャーナリストの堀潤氏は、「政権与党である自民党が学校に密告をするのは如何なものか。政府が学校教育の現場に口を突っ込むのはどうか」と疑問視している。加えて、弁護士の渡辺輝人氏は、「まったくの中立は難しい。中立と考えれば考えるほど中立ではなくなる」「憲法の問題に触れないとすると、触れないこと自体が中立の立場ではなくなってしまう」とし、先生個人の中立性ではなく学校の中立性が求められていると述べた上で、「それぞれの先生がそれぞれの考えを持っているのはいいことではないか。そして、それに対して反対の意見を言えるような教室が望ましい」「色々な立場を示しながら、生徒に考えてもらうのが大事」と付け加えた。


 また政府が言論を取り締まることについても、「政府が言論を取り締まると、政府にとって都合の悪い言論を取り締まることになり、偏るのではないか」と述べた。


(C)AbemaTV

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