自分の奏でる音がわからない…難病「メニエール病」で活動休止のバンド


めまいや耳鳴りで苦しむ難病「メニエール病」。7月7日の『AbemaPrime』の特集「これってヤバくないですか?」では、松尾昭彦(Vo, G)のメニエール病発症が原因で活動休止したロックバンド・JELLYFiSH FLOWER'Sに密着した。



松尾がまず気づいたのは耳の異変だった。「音量もなんか小さく聞こえるし、周りが『むっちゃ音でかいすよ』みたいな」

と、膜が張った難聴のような状態になったという。

自身の奏でる「音」がわからず、機材の調整もメンバーに任せるなど、ミュージシャンとして致命的な症状を覚え、医者にかかるとメニエール病と診断された。松尾は、常に冷蔵庫の作動音のような「ゴーーーーー」という耳鳴りにも悩まされる中で、ラストライブを敢行した。

インターバルでは舞台裏に辛そうに座り込む姿や、最後の曲の演奏では手がつってギターを弾くことすらできなくなるも、メンバーのサポートでライブをやりきった姿が紹介された。



▪︎メニエール病の原因はずばり「不明」

スタジオには、ゲストとして「めまい」に関する多数の著書を発表しているメニエール病のスペシャリスト新井基洋医師が登場し、メニエール病について解説した。

「原因はわかってないんです。耳の中に内耳があって、リンパ液が2種類入っている内リンパ水腫を起こすのが原因だけど、水腫を起こすメカニズムは不明。睡眠やご本人の生真面目な性格が影響すると考えられています」と解説。

メニエール病の直接原因は内耳の「内リンパ水腫」だというが、なぜのこの水腫が起こるかはわかっていないという。また、メニエール病の初期は低音部に障害を起こし、冷蔵庫の作動音のような耳鳴りが起こるとし、松尾さんのケースは極めて典型的と解説した。

ゲストの間寛平も「耳の中でセミがないてる『みーんみーんみーん』マラソンで走ってる時にロックをかけてイヤホンを帽子でおさえてたら、鳴るようになってきました」と耳鳴りが起こることを告白。

新井医師は「耳は消耗品。ずっと音を聴くのは気分的にはいいが耳にはよろしくない」と、注意喚起。またスタジオでは簡単にできる”めまいチェック”も行われた。



▪︎メニエール病、治療の手段は?

原因不明の病「メニエール病」だが、治療法はあるようだ。新井医師によると、めまいがひどい場合は点滴治療、リンパ水腫や耳鳴りには投薬などの治療法があるというが、何より大切なのは「生活習慣を見直すこと」だという。「ストレスが多い生活、耳鳴りがあるのに大きな音を聞きすぎないなど、生活を見直すことで良い方向に向かいます」と回復の余地があることを解説した。

実際に、メニエール病に悩まされていたミュージシャンが復帰した例もある。八代亜紀、久保田利伸らといったそうそうたる面々がメニエール病を克服しているという。


JELLYFiSH FLOWER'Sも今回はあくまでも「治療のための活動休止」。ラストライブでの「必ず戻ってこいよ!」というファンの声援に支えられ、見事なカムバックを果たしてほしいものだ。

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